協定を結んだ稲津高大会長(右から3番目)と山口祥義知事=佐賀県庁

 佐賀県弁護士会と県は27日、犯罪被害者とその家族が無料で法律相談を受けられるようにするための協定を結んだ。捜査や裁判の手続きなどに不安を持つ被害者の負担軽減を通じて相談を促し、支援の拡充につなげる。

 県庁での協定締結式で山口祥義知事は「『葉隠』に不幸な時こそみんなが集まってお互いに支え合うという言葉がある。施策を充実させ、気持ちに寄り添っていきたい」とあいさつ。県弁護士会の稲津高大会長は、県内で被害者の法律相談が年間10件に満たない状況を示し、「支援を必要とする人はもっと多い。相談をためらう人へのサポートにつなげたい」と話した。

 取り組みは4月から実施する。県は、暴力など身体的被害を受けた人らを対象に法律相談の費用を2回まで負担する。県弁護士会は県の依頼を受け、犯罪被害者支援に精通した弁護士が法律相談を行う。

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