第32回おやまさん陶器まつりのポスターと出品される「いげ皿」=嬉野市嬉野町の肥前吉田焼窯元会館

 嬉野市嬉野町吉田地区で生産される肥前吉田焼の春の陶器市「第32回おやまさん陶器まつり」が30日から4月1日にかけて、同地区の肥前吉田焼窯元会館周辺で開かれる。今年は、吉田に窯業を築き「おやまさん」と呼ばれた蓮池藩初代藩主・鍋島直澄の没後350年。著名料理人の講演会や、5窯元が共通のテーマで開発した器の販売など、力の入った催しがある。

 東京・南麻布の日本料理店「分とく山」総料理長・野崎洋光さんの講演会が1日午後3時から、同会館である。野崎さんはNHK「きょうの料理」などに出演し、アテネオリンピックで長嶋ジャパンの料理長も務めた。日本の食文化や器について話す。入場無料。

 また肥前吉田焼窯元協同組合では本年度、縁がとげ状に彫られた「いげ皿」を新開発し、今回販売する。いげ皿は明治末期から昭和初期にかけて全国的に作られ、現在は見られなくなった。肥前吉田焼の特徴である水玉などと掛け合わせ、2月の「東京ドームテーブルウェア・フェスティバル」で人気だったという。

 開催時間は午前9時から午後5時。例年通り日用食器の格安販売や、絵付けグランプリ(参加費700円~)、窯元工場見学ツアー(30、31日の午前10時と午後2時)などもある。問い合わせは同組合、電話0954(43)9411へ。

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