金子剛さん

久野潔さん

 本年度地域文化功労者文部科学大臣表彰に、佐賀県から洋画家で東光会常任審査員の金子剛(梶川剛)さん(77)=佐賀市=と、元白石町文化財保護審議会長の久野潔さん(75)=白石町=が選ばれ、表彰式が2日、東京都内で開かれた。

 金子さんは佐賀大学特設美術科で学び、佐賀北や小城、嬉野など県内の高校で美術教諭を37年間務めた。教え子に、世界を舞台に活躍する画家・池田学さんらがいる。佐賀美術協会理事も歴任し、30年にわたり日韓中学生交流事業を続けるなど芸術文化振興に貢献した。「具象の美」を求め、日展や東光展を中心に活躍し、家族のぬくもりや生活感を描く「家族シリーズ」で知られる。2009年の東光展で森田賞。

 金子さんは「何か特別なことをしてきたわけではない。教え子に恵まれたおかげ。今後も制作する姿を教え子たちに見せ続けていきたい」と意欲を示した。

 久野さんは高校教諭として勤務していた1967年、旧有明町の県史跡「龍王崎古墳群」の発掘調査に参加。遺物の整理や復元作業に当たり、74年の再調査にも加わった。73年から旧有明町の文化財専門委員。2000年には会長となり、3町合併した05年から15年3月までは白石町文化財保護審議会会長を務めた。有明もち文化保存会の会長も務め、郷土民俗の普及啓発や調査研究にも功績がある。

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