吉野ヶ里町長選に初当選して一夜明け、町政の展望を語る伊東健吾氏=神埼郡吉野ヶ里町豆田の自宅

 25日投開票された神埼郡吉野ヶ里町長選で、現職を僅差で破って初当選した、無所属新人で前町議会議長の伊東健吾氏(70)が26日、佐賀新聞社のインタビューに応じた。4月16日の就任にあたり、町づくりの抱負を述べ、給食センターを早期に整備する考えを示した。

 

 ■現職との一騎打ちを299票差の接戦で制した。

 責任の重みを痛切に感じている。ただ、合併して12年経過している中で、地域選挙のような構図になり残念だ。私は何か小さいことをやろうと思って出馬したわけではない。名前が売れていない中で、自分たちがお願いに回って得られた票が、相手に崩されなかった票だと理解している。

 ■町長として最初に取り組みたいことは。

 仕事をしてくれるのは職員。まずは140人の町職員と考え方を一緒にして歩んでいきたい。自分が職員の時代、町長のために仕事をしていると考えたことはなかった。町長はトップリーダーとして、セールスマンとしてやるだけ。

 ■給食センターの建設を要望する声は強い。

 ボタン電池が給食に混入してから2年半がたつ。子どもたちのためにはもっと早く、議会と話し合いを進めながらやっていくべきだった。大至急、進めたい。

 ■農、商、工業の振興も目指している。

 年12回の軽トラ市は、これからも継続していきたい。農業は支援をしていかなければ、今は誰もできない。農業振興策は、経験豊富なスタッフを配置するなどして進めていきたい。

 ■70歳で町のかじ取り役として歩き出す。

 旧三田川町長選に敗れてから10年間は(行政と離れ)“冬眠”している時期があったので、70歳だとは思っていない。いま60歳の気持ちでいる。1年以内にやれることもたくさんある。一つ一つの事業を着実にやっていきたい。

 ■旧町村の関係をどのようにしていくか。

 地域間の対抗構図は撤廃しないといけない、と言い続けていきたい。必要な事業に取り組む。満遍なく目を光らせていきたい。

 ■1期目の抱負を。

 皆さんが「住んで良かった」「ここに住みたい」と喜んでもらえることが町づくりであり、住民サービス。町が少しでも良くなるように頑張ることこそが私の仕事。大小かかわらずに仕事づくりをしていきたい。

 ■2月に目達原駐屯地のヘリが神埼市で墜落した。基地とともにある町として、どのように歩むのか。

 どの町長も「共存共栄」と言ってきた。これが基本。防衛省の補助事業の管理を含め見直す。計画はしっかりと方向付けをし、お願いしてできる物は新規事業として取り組む。目達原のヘリが佐賀空港に移駐することには賛否両論あると思うけれど、国策なので仕方ない。それを補う調整をしないといけない。

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