温泉保養宿泊施設「タクア」=多久市北多久町

 漏水対策工事などで開業が遅れている温泉保養宿泊施設「タクア」(旧ゆうらく、多久市北多久町)の整備事業を巡り、市は26日、横尾俊彦市長の減給2分の1(3カ月)とする処分案と、補償費として4880万円を運営会社に支払う一般会計補正予算案を発表した。28日の臨時議会に諮る。市議会で可決されれば、運営会社と開業を約束する覚書を交わす予定。

 特別職の給料改正条例案は4月から適用で、渕上哲也副市長の10分の3(約3カ月)減給案も盛り込んでいる。

 補償費は「経営支援金」名目で、昨年10月の施設引き渡しから漏水対策工事が終了する5月末までの8カ月間が対象。人件費や機器類の維持管理費など運営会社が総額を算出し、市が精査して計上した。

 市によると、関連議案の成立後、市はタクア側と補償金の支給が今回だけの覚書を交わし、一定期間内の開業を求めるという。

 タクアの漏水問題は昨年秋に発覚し、市は運営会社と対応策を協議していた。本格的な対策工事が必要となり、同社は11月に従業員ら約30人の内定を取り消した。当初予定した2月グランドオープンが無期限延期となり、市議からは横尾市長らの責任問題を追及する声が上がっていた。

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