唐津市神集島で26日午前、倉庫が全焼する火災があった。島の消防団が鎮火させたが、市と佐賀県旅客船協会が昨年8月に結んだ災害対応協定が初めて適用され、スムーズな船の手配で本部の消防士の到着時間を縮める成果があった。

 唐津署によると、午前10時20分ごろに倉庫から出火、木造平屋建ての約30平方メートルを全焼した。昨年4月に神集島で起きた民家火災では定期船が出港した後だったため消防士が現場を確認するまで50分かかった。市は教訓を生かし、定期船の臨時便で渡航したり、海上保安庁に協力を求めたりする態勢を整えていた。

 今回は、現場を指揮する班が唐津海上保安部の船で向かい、消火班が湊漁港から臨時船で渡った。市消防本部によると、定期船の運航会社から協力の申し出があり、渡航時間は昨年の火災より短縮できたという。

 市消防本部は「協定を結んだことで時間のロスが減った。改善点があればさらに見直し、次に備える」と話した。

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