横槌にヒントを得た花入れを手にした土屋由起子さん=唐津市北波多の草伝社

 唐津焼の女性陶芸家土屋由起子さん(46)が、唐津市北波多徳須恵の古民家ギャラリー「草伝社」で個展を開いている。食器や酒器など日常使いの器約150点からは山里での生活と作陶を楽しむ作家の日々が伝わってくる。4月1日まで。

 土屋さんは唐津焼中里隆さんに師事し、2002年、浜玉町東山田に「由起子窯」を開窯。野趣の中にぬくもりのある黒唐津や独自の茜(あかね)唐津はおっとりとした人柄と相まって女性や左党に人気がある。

 地元での個展は2年ぶり。農家の庭先で見かけた横槌(つち)に着想を得たという花入れや、本人が「しましま」と呼ぶ縞(しま)紋のポットなど新作も並び、築百年余の落ち着いた空間の中、陶芸ファンが展覧を楽しんでいる。草伝社は電話0955(64)3540。

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