約2時間、熱心に実技指導した松本育夫さん(手前左)=佐賀市の北陵高

松本育夫さんと記念写真に収まる北陵高サッカー部の選手たち=佐賀市の同校

 2004~06と10年にサガン鳥栖の監督を務め、現日本サッカー後援会理事長の松本育夫さん(76)が24日、佐賀市の北陵高サッカー部を指導した。部員34人に実技指導と講演を通して「好きで求めたサッカーを一生懸命やり切れば、その先に素晴らしい人生が待っている」と熱く語りかけた。

 

 「動きながら周りを見て」-。時間が経つとともに、グラウンドに響き渡る松本さんの声は大きくなった。実戦を意識した練習では、ワンプレーごとに止めて攻撃と守備それぞれの基本を繰り返し伝えた。現代サッカーの特徴を分析し、「一流チームでも1人の選手が1試合の中でボールを扱う時間は1分ほど。それ以外の時間の動きが大切」と話した。

 約2時間の練習後に開いた講演では、2002年に通信制の地球環境高(長野)を創部7カ月で全国大会に導いた経験など紹介。「両親に対する感謝の気持ちを持ち続けることが、一つの物事を成し遂げる活力になる」と助言した。

 主将の2年生江崎元太郎さん(17)は「教わったことを心に留め、県総体ではベスト4を目指す」と話し、“全力に悔いなし”と書かれた色紙を受け取った。

 同日夜、基山町でも「人生へのチャレンジ」と題した健康づくり講演会を開いた。松本さんは現在東京都在住。関東圏で開かれるサガン鳥栖のアウェーゲームのほか、月1回は鳥栖市のベストアメニティスタジアムで応援しているという。

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