明治期に香港に渡った県出身者7人の墓を清掃する佐賀大の学生ら=3月1日、香港の日本人墓地

 明治期に香港に渡った佐賀県出身者を供養しようと、香港佐賀県人会(副島善文会長、約10人)が、佐賀大の学生たちと現地の日本人墓地の清掃に取り組んでいる。副島会長は「学生たちが協力してくれてありがたい」と感謝している。

 日本人墓地があるのは、香港島東部のハッピー・バレー地区。戦後、荒れ果てていたが、1988年に香港日本人倶楽部が墓地を整備・改修した。その結果、明治期に渡った商社員ら県出身者7人の墓があることが分かった。

 県人会は2007年に墓掃除をスタート。14年からは香港中文大との学生交流プログラムで訪れる佐賀大の学生も加わっている。

 今年は3月1日に活動し、県人会メンバーや学生ら14人が参加。約2時間、汗だくになりながら墓を掃除し、丸ぼうろやうれしの茶などを供えた。

 墓掃除に合わせて現地で企業幹部などとして活躍する県人会メンバーと大学生の交流会も行っている。

 引率した佐賀大全学教育機構の吉川達講師は「学生が国際感覚を養い、留学や就職などに向けて刺激を受ける機会にもなっている」と話す。

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