浅浦分校閉校式で「甚八音頭」を披露した子どもたち=鹿島市三河内

浅浦分校閉校式で卒分生の児童らが披露した「甚八音頭」=鹿島市三河内

閉校記念誌と校歌のフレーズが入った手ぬぐいが作成された

 能古見小学校浅浦分校の閉校式典が25日、鹿島市であった。分校卒業生や元教職員、地区住民ら200人以上が集まり、思い出の詰まった学びやに別れを告げた。卒分生らは郷土唱歌や校歌を斉唱して感謝を伝え、145年の歴史を締めくくった。

 山あいの穏やかな地区で親しまれた分校。式では能古見小に在籍する卒分生13人が浅浦地区で盛んに生産されていた陣がさにちなんだ音頭を披露した。

 地域の住民と年間通じて米作りに取り組んだり、分校キャンプをした体験を振り返った。6年の松尾奈々恵さんと吉村きららさんは「みんなが家族のように仲がよく安らぐ場所で全部が楽しかった」と名残惜しんだ。

 式典後、参加者は校舎の中を見て回り、それぞれに思い出をたどった。広島県から帰省した森田由香さん(30)は「校歌の歌詞を全部覚えていて、歌えたことがよかった」と話した。

 閉校が決まり地元は昨秋から委員会を作り、歩みをつづった記念誌を編集し、手ぬぐいを作製した。植松直樹委員長は「分校は地域の歴史そのもので、かけがえのない心のより所。巣立った子どもたちの生きる力になることを願う」と語った。

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