複数の鉄筋を針金で結束する技術を実演してみせる西原さん=鳥栖工高

 優れた技能が求められる3級鉄筋技能士(鉄筋組み立て作業)の検定に鳥栖工高建築科2年の西原琳貴(りき)さん(17)=吉野ヶ里町=が県内の高校生で初めて合格した。昨年11月からの猛訓練が実り、西原さんは「頑張ったかいがあった。自分に自信がついた」と喜んでいる。

 高校生向けの鉄筋技能士の資格認定が2016年度から始まり、建築科実習教師の陣内輝雄さん(43)と二人三脚で週約3回、3時間程度の練習を繰り返してきた。

 鉄筋技能はビル建築現場などで状況に合わせて複数の鉄筋を針金で結束する技術で、まだ社会人でも資格を取得している人は少ないという。通常、高校の実習では鉄筋が重く扱いが難しいため10人程度が共同で練習するのが一般的。

 検定で西原さんは、1人で決められた時間内に多数の結束を指示された通りに行う実技と学科を、2月に県内の高校生として初めて受け一発で合格した。

 指導してきた陣内さんによると、西原さんは部活動で、旋盤や溶接をする機械部の部長を務めていて、「その下地があって飲み込みが早く、めざましい成長を見せた」とその努力を評価した。西原さんは「将来は高層ビルの建築などに携わりたい。さらに知識と技術の習得に励みたい」と話している。

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