ボランティア協定を結んだ棚田と企業・団体の代表者ら=佐賀市の四季彩ホテル千代田館

 美しく豊かな棚田を後世に引き継ぐために、棚田がある佐賀県内7地域の代表者と12の企業・団体が22日、佐賀市でボランティア協定を結んだ。田植えや稲刈りなどの農作業を手伝うほか、イベントの参加や広報活動を支援し、棚田の活性化に一役買う。

 棚田は美しい景観だけでなく、洪水の防止といった多面的機能を持つ。ただ、中山間地は農業従事者の高齢化や担い手の減少が深刻で、急傾斜地で大型の農機も使えない場所では維持・管理が特に困難になっている。これまでに八つの地域と13企業・団体が同様の協定を結んで活動している。

 締結式では、昨年度に続いてサポートを受ける平野棚田米保存協議会(多久市)の小園敏則会長が「夏の暑い時期の草刈りや10月の稲刈りイベントに参加していただき、非常にありがたかった」とあいさつ。企業・団体を代表し、佐賀市のIT関連会社プライムの福田真也社長が「私たちはふるさとにあるいいもの、おいしいもの、伝統のあるものを後世に残していく役目を担っている。つながり、広がりを大事にしたい」と述べた。

 協定を結んだ地域、企業・団体は次の通り。

 平野の棚田(多久市)=プライム、多久ケーブルメディア▽山田の棚田(みやき町)=佐電工、大橋▽金吾棚田(伊万里市)=西部道路佐賀支店、社会福祉法人桑梓舎(そうししゃ)▽立部の棚田(有田町)=佐賀星生学園▽原明の棚田(同)=まんてん▽岳の棚田(同)=四季彩ホテル千代田館、原田▽中尾の棚田(太良町)=田島興産、JAさがみどり地区たら支所

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