九州電力は22日、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町、加圧水型軽水炉、118万キロワット)を23日午前に再稼働させると発表した。2011年12月に4号機が定期検査入りして以降続いていた県内の「原発ゼロ」状態が6年3カ月ぶりに終わり、プルサーマル発電も再開する。

 九電は22日、再稼働前の最終工程である玄海3号機の原子炉内の核分裂反応を抑える制御棒が問題なく動くかの検査を実施し、異常なく終えた。

 3号機にはプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料32体を含む193体の燃料集合体が装塡(そうてん)されており、23日午前11時ごろに制御棒53本を引き抜いて原子炉を起動する。同日深夜にも核分裂が安定的に持続する「臨界」に達し、25日に発送電を開始、国の検査を経て、4月下旬の営業運転復帰を見込む。3号機自体の再稼働は7年3カ月ぶり。

 玄海3、4号機の再稼働を巡っては、岸本英雄玄海町長が昨年3月、山口祥義知事が同4月に同意した。3号機は今年1月の再稼働を目指していたが、昨年10月以降、神戸製鋼所や三菱マテリアルの製品データ改ざん問題が発覚し、部品の安全性確認で2カ月遅れた。4号機は4月に燃料装塡、5月に再稼働する。

 玄海原発から半径30キロ圏内には、佐賀、長崎、福岡3県の7市1町が含まれ、約26万人が暮らしている。

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