麹やミカンを使って町おこしに取り組む「taralab(タララボ)」の松浦件似社長(左から2人目)と岩島正昭町長(同3人目)

 太良町産の米やミカンを使った甘酒の製造に取り組む、2月設立の新会社「taralab(タララボ)」は22日、町おこしを見据えた6次産業化を進める「麹(こうじ)」プロジェクトについて、太良町と連携協定を締結した。大学や酒造会社とも連携しながら共同で商品開発やPRを進める計画で、今夏に試験操業を開始する。

 

 経営不振で閉店した町特産品振興施設「しおまねき」を活用する。ミカンのリキュールや発酵食品など、麹をもとにさまざまな商品を展開する構想で、現在はミカンの成分分析が進行中。薬酒にも注目し漢方農園の運営も見据える。多良岳の恵みを生かし健康志向に応える商品を目指す。連携協定では、太良町が創業支援費3千万円を補助。経営安定のため5年間の施設使用料と、3年間の光熱費を免除する。

 タララボ社長は福岡県みやま市の商社「アローズ・インターナショナル」の松浦賢治社長が就任。発酵分野を研究する佐賀大学や大石酒造場(熊本県)などがスクラムを組む。漢方分野は第一薬科大学が協力するほか、中村学園大の学生が通年で開発から販売に取り組むタイアップ企画が始動する。

 岩島正昭町長は「一次産業低迷を打開すべく、町を挙げて盛り上げていきたい」と意欲。松浦社長は「各方面から強力なサポートを得ることができた。着実に歩みながら、おもしろい会社に育てたい」と語った。

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