タイブレークのポイント

 高校野球で導入されるタイブレークのイメージ

 【共同】第90回選抜高校野球大会が23日に開幕する。注目を集めるのは、選手のプレーだけでなく、甲子園大会で初めて導入されるタイブレークだ。今季から本格的に行われるため、各チームは準備や対応に頭を悩ませている。

 タイブレークは走者を置いて攻撃を始める特別ルール。得点を入りやすくすることで、試合の早期決着を図る狙いがある。延長十三回無死一、二塁からスタート。前の回の打順を引き継ぐ、「継続打順」で実施する。

 策士として知られる明徳義塾(高知)の馬淵監督は「作戦のミーティングはしている。ただ、継続打順だと何百通りも状況が考えられる」と指摘。打順が選択できる場合は作戦を立てやすいが、継続打順だと試合の流れに左右されやすいという。「どうなるか分からんね」と本音を漏らす。

 下位打線に打順が巡った場合は、思い切った戦術をとることも考えられそうだ。花巻東(岩手)の佐々木監督は「バントのうまい選手や足の速い選手。最後のところで迷って、そういう選手をベンチに入れた」と語る。

 練習試合が解禁されてから、タイブレークを試したチームも多くあった。英明(香川)の香川監督は「よそのチームがやらないことは練習してきた。守備体系の部分で」と秘策があることをにおわせた。

 甲子園で歴代最多の64勝を挙げている智弁和歌山の高嶋監督は「対策はしていない。それよりも『1本、2本とヒットを多く打て』とハッパをかけている」とあっけらかんと笑った。

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