九州電力は23日にも、玄海原発3号機(佐賀県東松浦郡玄海町、118万キロワット)の原子炉を起動し再稼働する。2010年12月に定期検査で止め、国の新規制基準への対応を進めていた。新規制基準下での再稼働は国内で5原発7基目。

 九電は22日に、玄海3号機の原子炉内の核分裂反応を抑える制御棒が問題なく動くか検査する予定で、再稼働前の最終工程を終える。再稼働の具体的なスケジュールは示していないが、23日に原子炉を起動し、その3~4日後に送電を始め、4月下旬に営業運転に移る見込みだ。

 玄海3号機は今年1月の再稼働を目指していたが、昨年10月以降、神戸製鋼所や三菱マテリアルの製品データ改ざん問題が発覚し、部品の安全性確認で2カ月遅れた。4号機は4月に燃料装塡(そうてん)、5月に再稼働する。2基が動けば火力発電の燃料代が浮き、月約90億円の収支改善につながるという。

 全国で運転中の原発は九電の川内1、2号機(鹿児島県)、関西電力の高浜3、4号機(福井県)、大飯3号機(同)。四国電力の伊方原発3号機(愛媛県)は昨年12月に火山リスクを重視した広島高裁が運転差し止めの仮処分を決定した。

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