三養基郡みやき町商工会と上峰町商工会は、共同で実施した地域経済調査の結果を発表した。昨年4月の第1回調査に比べ売上高、採算、資金繰りの判断指数(DI)はいずれも数値が低下したものの、「変わらない」と答えた事業者が全項目で5割以上あった。商工会の担当者は「景況感は回復していないが、安定した状況ともいえる」としている。

 昨年9月時点の景況感について、両商工会の経営指導員らが計110社を対象に聞き取り調査し、108社から回答を得た。DIは「良くなった(上がった)」と答えた事業者の割合から、「悪くなった(下がった)」と答えた割合を差し引いた指数。全体のほか、製造、建設、小売、サービス・その他の4業種別に結果をまとめた。

 全体の売上高DIは前回に比べ3・0ポイント低下の4・7、採算DIは3・7ポイント低下のマイナス6・5、資金繰りDIは6・3ポイント低下のマイナス11・1といずれも悪化した。

 直面する課題は「原材料価格の上昇」、「需要の停滞」がいずれも35社(32・4%)で最も多く、「原材料費・人件費以外の経費の増加」が32社(29・6%)で続いた。

 業種別でみると、製造が全項目でほぼ横ばい。建設は売上高と採算が改善したものの、資金繰りは大幅に悪化した。小売は、売上高が上昇する一方、価格競争の激化などで採算、資金繰りが悪化。サービスは売り上げが低下したが、採算と資金繰りは回復した。

 担当者は「今後5年間は調査を続け、事業者の経営計画作成や支援に役立てていきたい」と話している。

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