思い思いのペースでゴールを目指すランナーたち=佐賀市の県総合運動場前

 「さが桜マラソン2018」(佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会・佐賀県・佐賀市・神埼市主催、ミサワホーム佐賀特別協賛)は18日、佐賀市と神埼市を舞台に開かれた。春の陽気に包まれて1万人の市民ランナーが快走。3千人のボランティアや多くの市民が声援を送り、ランナーの背中を押した。熱気に満ちた今大会を振り返る。

 6年目となったフルマラソンには8673人(男子7085人、女子1588人)が出場した。好天に恵まれ、4月中旬並みの20度まで気温が上昇。風が吹かず暑さによる影響も心配されたが、午後から雲が広がったことでランナーへの影響は少なかった。完走率は91・7%(男子92・7%、女子87・2%)。昨年の92・4%を0・7ポイント下回ったものの、3年連続で9割を超え、高い完走率を維持した。

 レースでは、県勢が目覚ましい活躍を見せた。男子フルマラソンは県内一周駅伝でも活躍した杵島郡白石町出身の稲冨智希(流通経済大)が、初代王者の鬼塚智徳(九電工佐賀支店)らとの接戦を制して初優勝。女子フルマラソンは吉冨博子(メモリード)が自身が持つ大会記録を塗り替え、2年連続3度目の頂点に立った。

 国内屈指のフラットコースとともに、大会の人気を支えている給食や沿道の「おもてなし」が、ことしもランナーたちを励ました。定番となった神埼そうめんや小城ようかんなどのほか、今大会はチョコレート菓子の「カプリコ」が登場。30キロ地点に経口補水液、ゴールにはアイシング用の氷も準備され、ランナーの完走を後押しした。

 1989年に佐賀市制100周年を記念し、ハーフマラソンで始まった大会は来年でちょうど30回目。何度も参加しているランナーからは「ボランティアの皆さんが熱心で、回を重ねるごとによくなっている」といった評価の声が多く聞かれた。「また走りたい」と思ってもらえるような佐賀らしい工夫をこれからも続け、大会のさらなる発展につなげていきたい。

このエントリーをはてなブックマークに追加