佐賀大学本庄キャンパス内に4月開業する「モノタロウAIストア」。スマートフォンで決済できる=佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス内

 システム開発のオプティム(菅谷俊二社長)は19日、工具などのインターネット通販を手掛けるMonotaRO(モノタロウ、東京都)と無人店舗の実証実験を行う業務提携を交わした。オプティムが本店を置く佐賀大学本庄キャンパス内に試験店舗を4月2日にオープン。人手不足が深刻化する中、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)を活用した店舗管理支援サービスの確立を目指す。

 店舗名は「モノタロウAIストア」。売り場面積約100平方メートルの店舗を同大敷地内に新設し、工具や事務用品など約2千品目を販売する。モノタロウでは初めての実店舗という。

 モノタロウの専用アプリをスマートフォンでダウンロードし、QRコードを出入り口の端末にかざすと入退店できる。店内にはレジがなく、商品に表示されたバーコードをスマホで読み取り決済する。

 オプティムが開発した画像解析システムを活用、店内のカメラで撮影した来店客の映像をAIで解析する。防犯だけでなく、買い物動向の分析に役立てる。年齢構成や売れ筋の商品などが把握できるという。営業時間は午前10時半~午後6時。

 宅配業者の人手不足が深刻化する中、低コストで運営できる実店舗の可能性を探っていたモノタロウの鈴木雅哉社長は「無人店舗が受け入れられるかどうかを探りたい。実験結果を基に今後の出店を考えたい」と話した。菅谷社長は「決済を含めたネット通販のノウハウに私たちの技術を融合させた点が特長。小売業界の需要が期待できる」と展望を語った。

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