アプリケーションの開発を発案した「コード・フォー・サガ」メンバーの中村公美さん

「Code for Saga」が開発したアプリケーションの画面。利用者が投稿した標語も閲覧できる

 行政が公開する「オープンデータ」を活用し、地域課題の解決を図る取り組みを表彰する全国コンテストで、佐賀県内の市民グループが開発した交通事故防止のアプリケーションが銀賞に選ばれた。事故が起きやすい時間帯を利用者のスマートフォンなどに毎日配信して注意を促す仕組みで、身近な問題を分かりやすく伝える工夫が評価された。

 開発したのは、会社員や学識者、公務員など有志でつくる「Code for Saga(コード・フォー・サガ)」。会合やイベントを通じて、オープンデータをいかに集め、どう活用するかについて自由な発想で議論を続けている。

 アプリは全国でも高水準で推移している県内の交通事故を抑制するのが目的。県警や県が公開している事故の発生日時などの情報を集計、加工した。事故が起きやすい時間帯によって表情が変わる似顔絵アイコンを、日めくりカレンダーとセットで配信している。

 コンテストは、「アーバンデータチャレンジ」と題して一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会などが主催。アプリやアイデアなど4部門に合わせて232点が寄せられ、専門家らが審査した。

 ICT(情報通信技術)の利活用促進を図るNPO法人・NetComさが理事長で、グループ代表の牛島清豪さんは「公開されるデータ量に応じて課題解決のアイデアが生まれる。今後も市民目線で取り組みを続け、活用の利点を探っていきたい」と話す。

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