鳥栖―鹿島 後半1分、鳥栖FWイバルボ(中央)が相手ゴール前に攻め込むが、鹿島DF昌子(左)らに阻まれる=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 鳥栖は前半に1失点。鹿島と互角の戦いを演じ、何度もゴールに迫ったが、決定力を欠いた。

 鳥栖はリズムよく攻めたが、前半14分、中盤でボールを奪われ、鹿島FW金崎に豪快な先制ゴールを決められた。その後は激しい球際の攻防が続き、23分の好機はFWイバルボ、FWチョ・ドンゴンが連続してシュートを放ったが、惜しくも得点できなかった。

 鳥栖は後半、スピードのあるFW田川らを投入。MF原川の正確なキックやイバルボの突破でゴールに迫り、ロスタイムのFKはDFチョン・スンヒョンが頭で合わせたが、相手GKに防がれた。

■前半の失点最後まで重く

 前半の失点が最後まで重くのしかかった。鳥栖は鹿島ゴールを再三脅かしたものの得点できず、4戦目にして今季リーグ戦初黒星。試合後、フィッカデンティ監督が「常勝チームの鹿島との間に明らかな差はない」と言い切るほど、互角の戦いだっただけに、敗戦の悔しさは倍増した。

 シュート数は鹿島の7本を上回る8本。ボール保持もほぼ同じだったが、ツキに見放された。23分の好機はGK権田の正確なロングフィードが前線へ。FW趙東建(チョ・ドンゴン)、MF原川とつなぎ、FWイバルボが直接狙ったが、ポストに嫌われた。ボールが跳ね返り、趙東建が鋭く左足を振り抜いたが、今度はGKの好守に阻まれた。

 鳥栖は後半も猛攻を続けた。相手の中盤2選手が中央を固めてきたのに対抗し、MF福田、FW小野が両サイドに張って外から多彩に攻撃を仕掛けた。指揮官は「もっとカウンターを受けてもおかしくない展開だったが、ぎりぎりのところでバランスを保ってくれた」と振り返り、「選手をほめるしかない試合だったが…」と唇をかんだ。

 球際での激しい競り合いが試合終了まで続き、「やりきったという思いはある。足りないのは最後の詰め」とDF吉田。何度も前線に駆け上がり、攻撃参加したMF福田は「下を向く必要はないが、先に点を取られるのは僕たちの流れではない」と語り、試合の入り方を課題に挙げた。

このエントリーをはてなブックマークに追加