脳の部位と機能について学ぶ児童たち=東松浦郡玄海町の玄海みらい学園

 認知症患者について理解を深める講演会が15日、東松浦郡玄海町の玄海みらい学園であった。5、6年生約110人が聴講し、町内の介護施設で働く認知症サポーターの坂本聖子さんが「患者も安心して暮らせる地域をつくるためには正しい理解が必要」と呼びかけた。

 人間の脳は赤ちゃんで約400グラムあり、小学校低学年で成人と同程度の約1500グラムにまで成長する。坂本さんは「認知症患者の脳は1000グラムほど。物覚えが悪くなったり、聞こえない音が聞こえたりするようになる」と説明した。

 また、患者が食事を済ませたのに「ご飯を食べたい」と訴える場面を想定し、どう対処するかを児童に質問。坂本さんは「相手を否定せず、安心させることが大事」とした上で「準備していることを伝えながら、お茶を出して気を紛らわせる」とお手本を示した。

 6年生の吉田嵩之介君(12)は「認知症の人と接する時は優しく話しかけたい」と話した。

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