JT―久光製薬 第2セット、スパイクを決める久光製薬・岩坂=東京体育館

 優勝が決まると、久光製薬の選手たちはほっとした表情を浮かべた。今季のリーグは30戦29勝。圧倒的な強さで制し、石井は「優勝は久光にしか似合わない」と誇った。

 日本代表女子を率いる中田前監督から酒井監督に代わって2季目。「中田監督の時はチームがいい状態じゃない時に締まる声をかけてもらっていた」と石井は言う。しかし「選手だけでミーティングできる土壌があったから」と新監督は自立を求めた。プレーオフの2次リーグでJTに敗れた時には「ぼろぼろだった」(同監督)が、選手だけでミーティングを重ねて立ち直った。

 男子の指導が長かった酒井監督が導入したブロックとレシーブを連係させる「トータルディフェンス」も機能。複数選手のブロックで重圧をかけ、ワンタッチを取って再攻撃につなげ、この日はJTのスパイク決定率を36・2%に抑え込んだ。

 セッター古藤は言う。「サーブレシーブからの攻撃を中田監督が築き上げて、トータルディフェンスが酒井監督になって進化した」。歩みを止めなかった久光製薬が頂点に返り咲いた。【共同】

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