シュガーロードに絡めた日本製菓子や観光誘客について考えを話すシンガポールや香港のパネリストら=嬉野市の和多屋別荘「コットンクラブ」

 長崎・出島から入った砂糖が通った旧長崎街道「シュガーロード」をキーワードに、アジアへの菓子輸出や観光誘客の道を探るシンポジウムが嬉野市の和多屋別荘「コットンクラブ」であった。パネル討議にはシンガポールと香港からメディア関係者や菓子輸入業者ら5人が登壇し、シュガーロードについて「面白い展開ができそう」と印象を語った。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)の佐賀、長崎、福岡、北九州の各貿易情報センターが、「魅力ある観光資源と菓子を海外にどう発信するか」をテーマに、広域連携事業として初めて開いた。

 日本の菓子輸入実績もあるシンガポール商社のタット・メン・テオさんは、「日本の菓子は中国系の人に好まれるが、輸出するには消費期限が鍵。改善できれば世界中に市場が開ける」と助言。香港の大手旅行会社のサイマン・マさんはシュガーロードへの観光について「菓子の製造工程を見てもらうといい。香港の人に紹介したい」と発信へ意欲を示した。

 ほかにも「(JR九州のスイーツ列車)『或る列車』をプロモーションしたい」「広報にはもっと自治体の力が必要」などの意見が出た。

 シンポジウムには県内外の観光業や菓子製造業の関係者らが出席。シュガーロード圏内の菓子メーカーによる取り組みの紹介もあり、県内からは村岡総本舗の村岡安廣社長が登壇した。

このエントリーをはてなブックマークに追加