和船乗船体験を楽しむ親子連れ=佐賀市の旧佐賀銀行呉服町支店

 有田焼の輸出や西洋の最新技術の導入など、400年近い佐賀とオランダの交流の歴史を紹介する「オランダハウス」が佐賀市呉服元町にオープンした。1934年に建設された旧佐賀銀行呉服町支店を改装し、オランダ人作家による有田焼の器などを展示。建物周辺には手作りの雑貨や食べ物を販売する屋台やカフェも設けられ、多くの家族連れでにぎわった。

 佐賀とオランダはともに低平地で、水路網が発達したという共通点がある。建物横のクリークには船着き場も整備され、和船運航やカヤック体験(有料)も行われた。穏やかな春の陽気に包まれ、ライフジャケットを着た家族連れらが船に乗り込み、約400メートルの水辺の旅へと出発。橋の下をくぐるなどしながら、普段見ることができない角度から佐賀の景色を楽しんだ。

 武雄市の大庭弘子さん(36)は「コンクリートやコケの生えた壁など家の裏側を見ることができた。『昔はそれが表の顔だった』という船頭さんの説明が新鮮だった」と話していた。

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