坂本龍馬などの古写真との合成写真を撮影できるコーナー=佐賀市の佐賀玉屋

 ○…明治維新で活躍した多くの志士が訪れた長崎県を紹介する「ながさき幕末維新館」が、佐賀市中の小路の佐賀玉屋にオープンした。大型ビジョンでのドラマ映像やパネル展示のほか、古写真を活用して当時の疑似体験ができるコーナーを設け、日本の近代化に貢献した業績を発信している。

 オープニングセレモニーでは、中村法道長崎県知事が「江戸時代に海外に開かれた窓口だった長崎には全国から偉人が集まり、新しい知識や情報を収集して交流を深めた。佐賀と長崎の深いつながりを楽しく学んでほしい」とあいさつ。山口祥義佐賀県知事は「長崎がなかったら佐賀は『薩長土肥』に加わることはなかった。同じ肥前の仲間としてさまざまな連携に取り組みたい」と述べた。

 同館は「写真の開祖」といわれる長崎の写真家上野彦馬を通じて幕末維新期を振り返り、佐賀藩とゆかりが深い長崎港の警備や長崎海軍伝習所などを解説している。佐賀藩士らを撮影したとして有名な「フルベッキ集合写真」などと合成できる撮影コーナーも設け、来館者は古写真の中に入っている完成作品に驚いていた。

 佐賀市の公務員大中直子さんは「すてきな展示内容で、明治維新での存在の大きさなど隣の県でも知らなかった長崎を学べた」と話した。入館無料で、開館は午前10時から午後6時半まで。

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