鉄道の町・鳥栖の発展の歴史を紹介する展示に見入る来場者=鳥栖市の鳥栖サテライト館

竹笠をかぶり、柳行李を背負って薬商人に変身した来場者=鳥栖市の鳥栖サテライト館

鳥栖市 鳥栖市神辺町の「中冨記念くすり博物館」に設置された鳥栖サテライト館では、対馬藩田代領だった時代の体制や、鉄道、売薬など鳥栖地域を代表する産業について紹介。家族連れら多くの人が訪れ、地元の歴史に興味深く見入った。

 対馬藩田代領の展示では、本藩から遠く離れた田代の地の支配体制や当時の長崎街道の様子を巨大スクリーンで紹介。配置売薬や櫨蝋(はぜろう)など鳥栖で栄えた産業の展示では、行商で使用した柳行李(やなぎごうり)や竹笠(たけがさ)を体験できるコーナーがあり、来場者は当時の薬商人に変身してスマートフォンで撮影した。鉄道コーナーでは、明治時代から現代まで鳥栖駅の発展の様子をプロジェクションマッピングで映し出した。

 同博物館庭園で開かれたオープニングセレモニーでは、池田英雄副知事が「今日も発展を続ける鳥栖の基礎となった鉄道や売薬にスポットを当てた」とあいさつ。橋本康志鳥栖市長が「先人の志を継承し、鳥栖の発展につながる展示になれば」と期待した。

 父親と妹と一緒に訪れた栗山恭佳さん(9)=鳥栖市=は「薬商人の柳行李は重すぎて担げなかったけど、いろんな種類の薬が展示してあって面白かった」と笑顔を見せた。

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