佐賀県の副島良彦副知事(右)と新幹線などについて意見交換する長崎県議会の八戸利春議長=佐賀県庁

 長崎県議会の八江利春議長が16日、佐賀県庁を訪れて副島良彦副知事と面談した。両県で主張が異なる九州新幹線長崎ルートの問題で、八江議長が全線フル規格化の議論を呼び掛けたのに対し、副島副知事はフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)導入を前提とする両県を含めた関係者間の「6者合意」の順守を求めた。

 八江議長は17日開幕の肥前さが幕末維新博覧会への出席に合わせて来県した。面談で両県の意見交換の必要性や全線フル規格化を目指す長崎県の立場を示しつつ、「課題解決のために交流を進めたい。一緒に新幹線のまな板に載って、経費節減なども含めて話ができないか」と提案した。

 副島副知事は、2022年度に在来線特急と新幹線を乗り継ぐ「リレー方式」での暫定開業を決めた6者合意を挙げ、「(関係者間で)決めたことはしっかり守っていきたいと理解している」と指摘。今後はFGTへの国の対応や長崎ルートの整備方針を決める与党プロジェクトチームの議論を注視する姿勢を示した。

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