肥前さが幕末維新博覧会に合わせて開設された「オランダハウス」。前夜イベントであいさつする山口祥義知事(右)=佐賀市呉服元町

 「肥前さが幕末維新博覧会」は17日、佐賀市城内エリアを中心に県内各地で幕を開ける。150年前に日本の近代化をリードした佐賀の歴史を振り返り、未来へつなぐ10カ月。文化やアートなどを含めた多彩な視点で催しを展開する。

 佐賀市では、幕末維新期に佐賀藩がオランダを通じて西洋の技術を取り入れてきた歴史や交流が深いことにちなみ、旧佐賀銀行呉服町支店に「オランダハウス」を開設。開幕前夜の16日には記念イベントがあり、屋外でオランダのビールや菓子を楽しんでいた。

 来場した神埼市の寺町美幸さん(34)は「すごくにぎわっていて、目新しさもある」と感想。「街中に設置された偉人モニュメントで初めて知る名前もあった。維新博を機会に佐賀のことをもっと勉強したい」と語った。

 維新博は来年1月14日まで。最新技術を駆使した映像で佐賀藩や藩主鍋島直正らの歩みを紹介する「幕末維新記念館」など三つのメインテーマ館を佐賀市に開設、旧唐津藩の唐津市と旧対馬藩領の鳥栖市にはサテライト館を設ける。佐賀城本丸歴史館では「肥前さが幕末維新の『技』展」、県立博物館・美術館では佐賀の技と美の企画展が開かれる。

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