明治維新150年を記念する佐賀県の一大イベント「肥前さが幕末維新博覧会」が17日午前、開幕した。佐賀市城内では、「薩長土肥」の一角として日本の近代化をけん引した県出身者の業績を紹介するメインパビリオン「幕末維新記念館」(市村記念体育館)が開館し、隣接する県立図書館南広場の特設ステージではオープニングイベントが華やかに行われた。

 同館は最新の映像技術を駆使し、大画面のスクリーンで150年前の幕末維新期の佐賀を解説するなど体感型の施設になっている。佐賀市柳町の「葉隠みらい館」(旧三省銀行)もオープンし、江戸時代の武士の心得を表した佐賀発祥の「葉隠」をバーチャル体験などで楽しめる。

 オランダと佐賀の交流の歴史にちなんだ「オランダハウス」は佐賀市呉服元町の旧佐賀銀行呉服町支店に開設された。オランダ人のクリエーターの創作活動や作品展示のほか、屋外には水辺テラスなどもある。佐賀玉屋(佐賀市中の小路)では長崎県が企画した「ながさき幕末維新館」が開館し、幕末維新期の長崎と佐賀との関わりを紹介する。

 唐津市と鳥栖市にはそれぞれ「唐津サテライト館」(旧唐津銀行、本町)「鳥栖サテライト館」(中冨記念くすり博物館、神辺町)が設けられ、出身者の業績や地域発展の歴史などを映像や体験展示で説明する。佐賀市城内の県立博物館・美術館では関連事業の特別企画展「温故知新 美・技」、佐賀城本丸歴史館では「幕末維新の『技』展」が行われている。

 コンサートなどのオープニングイベントは午後4時まで。薩長土肥にちなんだ佐賀(肥前)、鹿児島(薩摩)、長州(山口)、高知(土佐)の4県知事のトークショーが佐賀市城内の佐賀城本丸歴史館で開かれた。

 博覧会は来年1月14日まで開かれる。

 

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