自ら育てたホウレンソウを初収穫するトレーニングファーム第1期研修生の西岡央真さん=佐賀市富士町藤瀬

 佐賀市富士町のトレーニングファームで、ホウレンソウ栽培を学んでいる第1期研修生の西岡央真さん(22)が12日、施設の研修ハウスで初めての収穫に臨んだ。西岡さんは「自分のハウスで育てたものを収穫するのはうれしい。いいサイズに育っていると思う」と笑顔を見せた。

 トレーニングファームは新規就農者を地域が一体となってサポートする研修施設。地元農家とJAさが、県と市でつくる推進協議会が運営している。佐賀市の施設は武雄市(キュウリ)に続く県内2例目で、鹿島市出身の西岡さんは1月から富士町に移り住み、2年間の研修に臨んでいる。

 西岡さんは4棟16アールのハウスで栽培を行い、地元農家やJAの指導員から播種(はしゅ)や耕運、施肥や水やり、消毒などの技術を学んできた。この日は1月中旬に種をまき、30センチ前後まで育ったホウレンソウを鎌で丁寧に刈り取った。収穫したホウレンソウはJAを通して県内や福岡、長崎の市場に出荷される。

 西岡さんは近くの古湯温泉に行くのが日課で、町の生活にもすっかり慣れてきたという。JAの担当者は「体得するのが早く、作業も熱心」と評価し、西岡さんは「毎日の作業の中にも気づきがある。地域の人にもよくしてもらっている」と充実した表情を浮かべる。

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