佐賀市上下水道局は、2020年4月から水道事業を久保田町に拡張する。これまで久保田町は西佐賀水道企業団の事業範囲で、実質負担額は40トン当たり400円高い不均衡が生じていた。07年の市町合併後、住民からは公共料金の不公平を指摘する声が上がっていたが、拡張で解消する。

 佐賀市内は三つの水道事業者が給水している。40トン当たりの水道料金は、市上下水道局が6912円。西佐賀水道企業団が所管する久保田町は実質負担額で400円、佐賀東部水道企業団が所管する川副町、東与賀町は216円高い。市は不均衡対策費を年間約2900万円支出しているものの、料金は異なっている。

 西佐賀水道企業団の再編の動きを受け、市は水道料統一のため久保田町を市上下水道局に統合する方針を決めた。水道管の工事費など、統合の初期費用は5億3千万円程度と見込んでいる。久保田町の水道料金は佐賀市と統合し、不均衡対策費1800万円が削減される。川副、東与賀の水道料は変わらない。

 市の水道料金を巡っては、市町村合併時に全ての水道事業を統合することを合併協定に盛り込んでいた。市上下水道局は「市内の不均衡解消に向けた一歩。川副、東与賀については今後の課題と受け止めている」としている。

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