佐賀市清掃工場(高木瀬町)の二酸化炭素(CO2)の販売収入が当初計画を大幅に下回っているバイオマス事業を巡り、市は15日、収支計画を見直し、市議会に提示した。事業15年目(2030年度)から3年間は当初の1・2倍に当たる年間1億4900万円の収入になると算出した。点検費用などは節減できるとみており、耐用年数17年間の収支合計は100万円の黒字としている。

 修正した計画の販売量は、事業11年目から当初計画を上回る。5年目は300トン(1090万円)で、当初計画の10分の1以下となっているものの、11年目は3500トン(1億2700万円)で当初より200トン上回る。15年目からピークを迎え4100トンに上る。

 清掃工場近くで19年度にCO2を活用する農業施設が稼働する予定のほか、清掃工場北側の約20ヘクタールで藻類培養が進み、需要が拡大すると見込んでいる。

 17年間の収入合計は、17億6200万円から13億8600万円に減額した。一方で、点検経費などの抑制で支出総額も13億8500万円に圧縮した。

 市は15年度に収支見通しを示した際、市の支出分を販売収入で賄うと説明していた。ただ、事業初年度は目標の3%にとどまったため、議会は収支計画の見直しを求めていた。修正に対し、議員から異論は出なかった。バイオマス産業都市推進課は「収支合計では当初の見通しと大きな違いはない。藻類産業の集積を進めたい」としている。

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