昼休みを利用して囲碁教室を開く古賀健一郎さん(左)=佐賀市の本庄小学校

 佐賀市の古賀健一郎さん(68)ら囲碁愛好家が、同市の本庄小学校で月2回程度、昼休みを利用した囲碁教室を開いている。簡易の碁盤を使い、ルールの説明から対局までを指導する。教室は児童たちに人気で2年ほど続いている。古賀さんは「地域の子どもたちに囲碁に親しんでもらい、継続していくことで、普及拡大につながればうれしい」と話す。

 古賀さんは、県内の実力者が集うアマ囲碁大会などで優勝する腕前を持つ。将棋にも造詣のある古賀さんは「囲碁は勝ち負けの判定などが難しいこともあり、将棋と比べると、とっつきづらさがある」とした上で、「子どもたちは思考が柔軟で、すんなりと受け入れる」と語る。児童に囲碁の魅力を伝えたいと、2年ほど前に学校側に昼休みの教室を提案した。現在、多い時は50人以上の児童が集まり対局を楽しんでいる。

 教室では、初めての児童に向けて、古賀さんと囲碁仲間が「黒と白が交互に打つ」「相手より陣地を多く囲った方が勝ち」など、基本的なルールから丁寧に説明する。教室が開かれた当初から通う3年生の古賀結翔君は「ルールがわかるようになったら、戦略を考えるようになり、ゲーム性もあってすごく面白い」と、笑顔で対局を楽しんでいた。

 古賀さんは「囲碁は、考える力や忍耐力、小さな成功と失敗体験などを学ぶこともできるので、子どもたちの成長にも役立つことが多い」と魅力を語った。

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