取水制限を決めた渇水調整協議会=佐賀市兵庫南の武雄河川事務所佐賀庁舎

 嘉瀬川ダム(佐賀市富士町)の貯水量の減少を受け、利水者や関係機関でつくる渇水調整協議会は15日、農業用水や水道用水などの取水を16日から5~30%制限することを決めた。現在の貯水率は65・8%。取水制限による生活への影響はないという。

 国土交通省武雄河川事務所によると、前回の取水制限を解除した昨年12月下旬以降、貯水量は減少傾向となった。2月の雨量は平年の7割程度にとどまり、現在の貯水量は昨年同期より24%少なくなっている。

 協議会は、昨年から続く少雨傾向や今後の稲作などを考慮して取水制限の実施を決めた。下流の流量を保つためにダムから補給する水も30%減量する。取水制限は昨年9~12月に続き2回目。武雄河川事務所は渇水対策支部を設置した。

 農業用水を利用している杵島郡白石町の白石土地改良区の担当者は「昨年の取水制限の影響は小さかったが、6月以降の本格的な田植えシーズンには大量の水が必要になってくる。一定の雨が降ってくれないと」と話した。

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