実証実験の結果を受けて、トラック運転手の時短対策を議論した県地方協議会=佐賀市の第二合同庁舎

 トラック運転手の長時間労働是正について議論する佐賀県地方協議会(座長・荒牧軍治佐賀大名誉教授)は12日、佐賀市で8回目の会合を開いた。荷物を積み込む際の待ち時間短縮を目指す実証実験の結果を踏まえ、効果的な対策を議論した。

 鳥栖市から広島県内への製品輸送実験で、前回会合の意見を参考に荷主企業が荷物をあらかじめ配送先ごとに選別した結果、運転手の拘束時間が従来より45分短縮した。恒常的な待ち時間の発生が長時間労働の要因とされ、委員からは「作業をさらに工夫すれば、時短につながる」といった意見が出た。

 運転手不足への対応については、経営者代表の委員が「低賃金で拘束時間が長いというイメージを変えるには運賃の値上げが必要」と訴え、取引先企業や利用者の理解を求めた。

 協議会は県内の運送業者や荷主企業、労働組合の代表者など22人で構成。来年度には長時間労働を抑制するためのガイドラインを策定する。

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