鍋島直正の視点に立ってコレラへの対応策を考える生徒たち=佐賀市水ヶ江の龍谷中学校

 幕末維新期の歴史を教える出前授業が15日、佐賀市の龍谷中学校であった。2年A組の生徒24人が、鍋島直正の業績を学び、自分が殿様の立場でコレラが流行したらどう対応するかなど、考えを巡らせた。

 県内の中学校に新聞を教材にしてもらう「さが維新塾」の一環で開かれた。佐賀新聞社の藤生雄一郎デスクが講義し、コレラの流行や鍋島直正が天然痘の予防接種を行ったこと、初めて医師免許を導入したことなどを教えた。生徒たちは過去に本紙で連載した記事を参考に、藤生デスクの話を熱心に聞き、メモを取った。

 その後、生徒たちは班に分かれて殿様の視点に立ちコレラが流行した時の対応策を話し合った。班ごとに発表し、「学ぶ医師と健康な人、治療する医師と病人とに分ける」「問診して病気の原因を突き止めて解決する」などの意見が出た。

 歴史の授業ついて、藤生デスクは「歴史を現代にいかすにはどうするかを考えるのが、歴史に学ぶこと」と話し、「将来、トラブルに出くわした時に歴史上の人物だったらどうするか考えると発想が広がる」と授業を締めくくった。

 コレラについて初めて知ったという東堂陽葵さん(14)は「直正が考えをもって行動したのがすごいと思った。視点を変えて物事を考えてみたい」と話した。

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