「ぜひ東京五輪に向け、若手と連携して地方から発信を」と米倉審査委員長(右)にエールを送られた石川社長=鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテル

 革新的な取り組みで九州経済の活性化に貢献している企業や団体を表彰する「第4回九州未来アワード」(佐賀新聞社など九州7新聞社主催)の本大会が15日、鹿児島市であった。有田焼を活用した万年筆などを開発する佐賀ダンボール商会(有田町・石川慶蔵社長)が企業・団体部門の特別功労賞に選ばれた。

 企業・団体部門に九州各県から35社、学生起業アイデア部門に14者がエントリーし、1次審査を通過した6社と2者が本大会のプレゼンテーションに臨んだ。

 同社は有田焼を世界に発信しようと、焼成で縮む有田焼と金属の接合の課題を乗り越え、万華鏡や万年筆、腕時計などの商品化に成功したことを紹介した。石川社長は「九州の酒や茶、化粧品ともコラボし、世界へ挑戦したい」と抱負を語った。審査員長で法政大大学院イノベーション・マネジメント研究科教授の米倉誠一郎氏は「(石川氏の)情熱を追って若手も地域産業を盛り上げてほしい」と期待を込めた。

 企業・団体部門の大賞には、火山灰のシラスを利用して汚水の汚濁を集合させる凝集剤を開発した「HALVOホールディングス」(鹿児島県)が輝いた。学生部門の大賞は、栄養価の高い機能性野菜の水耕栽培に成功した崇城大生物生命学部のWhodo(フードゥー)に決まった。

 本大会は九州各県から約200人が訪れ、聴講した。選考の模様は20日午後8時59分からBS11「報道ライブインサイドアウト」で放送される。

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