山口祥義知事と将棋の棋戦などについて話す武富礼衣さん(右)=県庁

 2月に佐賀県出身として男女通じて初の将棋プロ棋士となった武富礼衣さん(18)=佐賀市=が14日、県庁で山口祥義知事を表敬訪問した。武富さんは県内初のプロ女流棋士となったことを報告し、「これからタイトルを取れるよう頑張りたい」と決意を語った。

 1月に上峰町であった王将戦で顔を合わせていた2人。山口知事が「あれからすぐにプロになって、勢いがある」とたたえると、武富さんは「あの時、勝ちますと宣言したのが力になった」と笑顔で応じた。

 男女通じて初めてのプロ資格獲得に山口知事は、「武富さんは県の宝。夢が膨らむ。タイトルを獲得して」とエールを送った。話の途中で突然、詰め将棋の問題を振られた場面にも、戸惑いつつもズバッと回答を示した武富さん。その姿に山口知事は「ぜひ県でも将棋を盛り上げよう」と将棋の普及に期待した。

 武富さんは小学生の頃、父と兄の影響で将棋を始めた。プロを目指して2015年に日本将棋連盟の研修会に入会後すぐに頭角を現し、わずか8カ月で3級に。今年2月に正式なプロ資格の2級に昇格した。3月9日には、女流名人戦の予選決勝を制し、日本将棋連盟の規定で一気に初段に昇段した。

 武富さんは4月から将棋が強い研究会がある立命館大学へ進学。「4年間でもっと実力をつけて、タイトルを狙いたい」と話した。

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