海外進出の経緯などを報告した実松孝一郎常務取締役=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 海外展開を進める佐賀県内企業の事業報告会が佐賀市であった。中小企業の海外展開支援を目的に、県が本年度創設した「チャレンジ促進事業」の採択を受けたメーカー5社が海外進出の経緯や事業の経過を説明した。

 このうち、養鶏用の金網を製造する実松製作所(神埼市)は国内市場の縮小を受けてベトナムに工場を新設し、2018年度の操業を目指す。実松孝一郎常務取締役は「治安が安定しており、卵を使う食文化もある」と理由を話した。

 工場は同国南部ホーチミン市の中心部近くに位置する。「国内企業が集まる地域で協力を得やすい」と利点を語り、「現地の商習慣に慣れて事業を軌道に乗せたい」と抱負を述べた。

 報告会は県と県貿易協会が主催し、海外進出を検討する県内企業から約50人が参加した。県は本年度、促進事業に1740万円を計上。実松製作所のほか、アクアパス(有田町)や大橋(神埼市)、佐賀プラント工業(江北町)、大神(佐賀市)が専門家による支援を受けており、東南アジアや中国への販路開拓に向けた取り組みを報告した。

このエントリーをはてなブックマークに追加