健康食材として話題の菊芋

 血糖値を下げる効果があるイヌリンをたっぷり含み健康食材として注目が高まっている菊芋(キクイモ)。佐賀市北部の中山間産地で古くから栽培されています。北米原産のキク科の多年草で、収穫前の秋口に菊に似た黄色い花を咲かせます。地下部のショウガに似た塊茎が食用となります。

 江戸末期から明治初めごろ、米国から日本に飼料用として導入。戦後の食料難では、作付統制野菜として代用食になりました。その後、特に普及することもなく忘れ去られていましたが、近年、欧州で成分の研究が進み、非常に栄養価が高いことが判明。特にドイツを中心に機能性食品への活用の試みが盛んで、日本でも最近ようやく普及が進みつつあります。

 繁殖力が強く、中山間地で増加している遊休農地や耕作放棄地の活用が期待できますが、青果は11月から3月までに限られています。そこで年中摂取できるようにと県の事業を活用し、酢や茶の開発に取り組みました。富士や三瀬の山麓で栽培したものを、サガビネガー(佐賀市嘉瀬町)で酢に加工生産しています。(NPO元気・勇気・活気の会副理事長・北島忠俊)

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