小舟に揺られながらお堀の景色を楽しむ参加者=佐賀市

 佐賀城下の水辺環境の保全、整備の啓発活動を行っている「NPO九州さがプロジェクト」(佐賀市、原田彰代表)が11日、明治維新150周年を記念し、佐賀城周辺のお堀を舟で巡るツアーを始めた。群生するハスや佐賀城跡を眺めながら、歴史や自然について考える契機にする。

 ツアーは地域の文化遺産を生かした観光振興や、自然との共生について考える機運を高める目的で始まった。県立美術館南側の桟橋をスタートして、佐賀城跡を北に見渡すお堀などを約30分かけてゆったりと巡る。舟は全長約7メートル。船頭がさおで川底を押して進む柳川の川下りなどで使われる「ドンコ舟」となっている。

 運行開始を記念した行事があり、県内から集まった約15人がおそろいのかさをかぶってコースを巡った。船上では佐賀城本丸歴史館のボランティアスタッフによる佐賀藩や堀の歴史についての解説や、篠笛奏者による民謡の演奏もあった。

 ツアーに参加した団体職員の針崎万梨恵さん(25)=小城市=は「春風が気持ちよかった。佐賀の自然と歴史に触れるために、県外の人にも勧めたい」と笑顔で話した。

 ツアー料金は大人500円、中学生以下が300円、5歳以下が無料。予約は電話090(5948)3180。 

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