初の最強者となった麻上能寿さん

 第40期佐賀県アマ囲碁最強者戦(佐賀新聞社主催)の挑戦手合三番勝負の第2、3局が11日、佐賀市の神野公園内「神野のお茶屋」で開かれた。初挑戦の麻上能寿さん(54)=武雄市=が、前期最強者の橋口正さん(61)=同市=を2勝1敗で下し、初タイトルに輝いた。

 第2局は中盤まで麻上さん優勢で進んだが、終盤近くから橋口さんの粘りが奏功、1目半差で競り勝った。3局目=図=は握り直して麻上さんの先番。左上隅の定石変化で麻上さんに疑問手があり、これまでの2局と違い橋口さんが厚みを築いた。中盤、麻上さんの101手目の割り込みが鋭い手筋で形勢を挽回した。難しいヨセ合いが続いたが、際どく半目を残した麻上さんがタイトルを獲得した。

 大接戦を制した麻上さんは「念願だったのですごくうれしい。定石を学び直して、最強者の称号に恥じない碁を今後も打っていきたい」と笑顔を見せた。橋口さんは2期連続4度目のタイトルを惜しくも逃し「挑戦者の気持ちで臨んだが、少しのミスが勝敗を左右すると痛感した対局だった。来期またチャレンジしたい」と語った。

 

 28(17)126(114)171(123)174(114)177(123)180(114)183(123)186(114)190(123)210(204)249(83)252(214)255(83)258(214)261(83)264(214)269(83)272(214)283(88)287(83)290(214)293(83)296(214)299(83)302(214)305(83)307(205)309(204)310(291)

 

集中力持続、反撃の一手 麻上さん

 

 〇…県アマ囲碁最強者戦挑戦手合は最終局までもつれ込み、麻上さんが半目差で接戦を制した。

 前期最強者の橋口さんは何度も対戦を重ねてきた相手。強さを身にしみて知っているだけに「1局目に先勝できたことで精神的に楽になった」。

 2局目は勝ちを逃したものの、集中力は途切れなかった。最終局はこれまでの研究成果を生かし「勝負どころで反撃の一手が打てた。運も味方したと思う」と大接戦を振り返った。

 小学4年の頃、愛好家の父親に囲碁の新聞記事切り抜きを頼まれて興味を持った。父親との対局だけでなく、棋譜の研究を重ねて棋力を養った。

 最強者として挑戦を受ける立場になる。「基礎をもう一度振り返ってミスを少なくし、安定感のある碁を心掛けたい」と意気込みを語った。

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