ポリ袋を使った「防災クッキング」を実践する参加者=佐賀市エコプラザ

 東日本大震災から7年となった11日、佐賀県内では犠牲者に鎮魂の祈りをささげ、防災講座や避難訓練、被災地を支援する取り組みが開かれた。震災を教訓とし、いざという時に命を守るために備える重要性を確認した。

 佐賀市エコプラザ(同市高木瀬町)では11日、災害時に役立つ料理を伝える教室が開かれた。防災を含めた賢い暮らし方を提案する「ライフオーガナイザー」の飯田由美子さん(56)=同市=が、簡単に調理できるメニューを紹介。非常食の備蓄法にも触れながら、普段から備える重要性を訴えた。

 飯田さんは、高密度ポリエチレンの袋に食材を入れて湯せんする調理法を説明した。フライパンを使わずに親子丼や焼きそば、蒸しパンを作り上げた。「災害時に確保が難しくなる水を使い回し、ごみの発生も抑えることができる」とし、袋をきつく縛って空気を抜くなど注意点を指摘した。

 日頃から非常時を想定するよう助言し「体に染みついたことは行動に移せる。自分ができることは何か、家族で話し合ってほしい」と呼び掛けた。缶詰などの非常食を日常的に食べ、買い足すことで賞味期限切れを防ぐ「ローリングストック法」についても触れた。

 教室には約30人が参加した。佐賀市の城東中1年の森永楽さん(13)は「いざという時に持ち出すものを準備しているが、うまく行動できるか分からない。今回、教えてもらったことを生かせるように備えを見直したい」と感想を述べた。

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