福島第1原発事故の被災地の現状などを話した瓶子高裕さん=佐賀市駅前中央の自治労会館

 福島第1原発事故から7年になるのに合わせ「さようなら原発! 福島に連帯する佐賀県集会」が10日、佐賀市で開かれた。脱原発を求める福島県平和フォーラム事務局次長の瓶子高裕さんが、避難者の厳しい現状や教育の問題を報告し「福島の人々の思いを理解し、教訓を未来に生かしてほしい」と呼び掛けた。

 瓶子さんは、避難者と地元住民との間のあつれきや、放射線の危険性を口にしづらい風潮を挙げ「住民が分断されてきている」と指摘した。帰還した子どもは転校の繰り返しによる不安定な生活などから問題を抱え、支援を必要とする割合が高い実情も説明した。その上で「将来に夢を描きにくくなっている。原発事故の一番の被害者は子どもたちだ」と強調した。

 集会は佐賀県平和運動センターなどが呼び掛け、約180人が参加した。玄海原発3号機の再稼働が迫る中、「安全神話の復活を許さず、脱原発による持続可能で平和な社会を実現する」と訴える集会アピールを採択した。

このエントリーをはてなブックマークに追加