溝口宜彦校長(右)から卒業証書を受け取る卒業生=佐賀市川副町の佐賀県農業大学校

修了生を代表して答辞を述べる川崎健さん=唐津市唐房の県高等水産講習所

農業大学校 培った「農魂」胸に

 佐賀市川副町の佐賀県農業大学校(溝口宜彦校長)で9日、卒業式が開かれた。卒業生31人がこれからの日本の農業を担う自覚と誇りを胸に、新たな一歩を踏み出した。

 溝口校長は、担い手の減少やグローバル化など農業を取り巻く情勢の変化に触れ、「将来の夢を持ち、その実現に向けて常に向上心を持って努力を重ねて」と激励した。卒業生を代表し、農産園芸課程・露地野菜コースの西山彰洋さんが「2年間で学んだ技術と知識を最大限に発揮し、佐賀農大で培った『農魂』を胸に、日本の農業を支えていきたい」と答辞を述べた。

 本年度の卒業生は2年間の本科が29人、1年間の専科が2人。原則寮生活を送りながら、栽培技術や農機操作などを学んできた。進路の内訳は、自営就農8人、法人就農5人、農協など団体7人、農業関連企業4人、先進農家研修1人、その他6人となっている。

 成績優秀者の表彰もあった。受賞者は次の通り(敬称略)。

 知事賞 野口玄▽校長賞 三根渉▽功労賞 諸岡隼人▽全国農大協議会長賞 宮原祐介▽蛍雪会長賞 辻田幸介▽同窓会全国連盟会長賞 三島萌

高等水産講習所 漁業経営へ決意

 漁業後継者を育成する唐津市唐房の佐賀県高等水産講習所(青戸泉所長)で9日、修了式があった。第38期生12人が1年間の研修を終え、ノリ養殖などに活躍を誓った。

 修了生は19歳から49歳までで、年間を通して学ぶ本科生6人、年間20時間以上受講する短期生6人。本科生のうち1人は、県が本年度創設した「学び働く給付金事業」を活用、養殖技術などの学科や漁具漁法などの実習に取り組み、小型船舶操縦士などの免許を取得した。10人は有明海地区でノリ養殖に、1人は玄海地区でイカ漁に就き、1人は長期研修に進む。

 修了式では、青戸所長が「安全でおいしい水産物を安定して供給するという使命は重い。地域のリーダーになり活躍を」と激励。修了生を代表し、川崎健さん(28)=佐賀市=が「将来にわたり、安定した漁業経営ができるよう努力したい」と決意を述べた。

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