結成25年を迎え、記念コンサートを発表する小城少年少女合唱団(提供写真)

 小城市内の小学生らで構成する小城少年少女合唱団(田中丸淑子代表、約20人)は設立25年を迎え、11日に同市小城町の「ゆめぷらっと小城」で記念の定期発表会を開く。入団者の減少による解散の危機を乗り越え、四半世紀にわたって子どもたちの歌声をつないだ。その歓喜のハーモニーと音楽劇、東日本大震災の復興を願う歌声も披露する。

 合唱団は1992年10月に結成。当時、学校週休2日制が段階的に始まり、小城町内の小学生が集まれる場を提供しようと、田中丸さんら音楽に携わる教師たちが呼び掛け、約15人が集まった。

 発足当時から現在まで、毎週土曜日の午前中、2時間ほどの稽古を積んでいる。スタートしたときは、子どもたちのけんかが絶えず、「合唱は『和』が大切。おやつタイムを設けて、子どもたちの気持ちをなだめるのに大変だった」と田中丸さんは懐かしむ。

 毎年、公演を重ねることで合唱団の実力も上がり、小城市との交流が深い鹿児島県知覧町(現在の南九州市)や韓国でも出演するようになった。

 ただ、少子化の影響で、2000年代は入団者がなかなか増えず、構成メンバーが10人まで減少。田中丸さんら指導者は解散も覚悟した。保護者や音楽関係の教師たちが必死になって児童に入団を呼び掛け、現在に至った。「入団し音楽に興味を覚え、大学で音楽関係の学部に進み、教師になった子もいる」と田中丸さんは話す。

 定期発表会は4部構成。1、2部は合唱団による公演で、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」などを歌う。3部は小城高合唱部がゲスト出演し、4部では音楽劇「きつねのおきゃくさま」のオペレッタを上演する。

 定期発表会は11日午後1時開場、同1時半開演。入場無料。問い合わせは田中丸さん、電話0952(72)2810。

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