感謝状を受けた谷川益忠さん(前列中央)と忠光さん(前列右)=佐賀市の県警本部

 火災が発生した民家から住人の男性を救助したとして、佐賀県警の三田豪士本部長は9日、伊万里市東山代町の谷川益忠さん(80)と長男忠光さん(51)に感謝状を贈った。三田本部長は「勇気ある行動。心からお礼を申し上げる」と感謝した。

 2人は昨年11月23日午前11時半ごろ、近くに住む親戚から「近所で火災が発生した」と一報を受けた。出火した家に足が不自由な男性が住んでいることを知っていた益忠さんは「中にいるかもしれない」と直感。現場に急行し、煙が充満する住宅の中に2人で入り、取り残された男性を発見した。忠光さんが男性を背負い、外に救い出した。救助後に炎が燃え広がり、住宅は全焼したという。

 「何も考えず、無我夢中だった」という2人。恐怖を感じる間もなく必死だったという。男性は命に別状はなく、他に取り残された人もいないかった。2人は「安心した。ほっとした」と当時を振り返った。

 県警監察課によると、2人は今月、警察庁長官からも感謝状を受ける予定という。

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