地元の偉人徳川権七の功績を伝えようと開かれた顕彰会=神埼市の脊振公民館

 「植林の父」として旧脊振村(現・神埼市脊振町)の発展の礎を築いた徳川権七(1855~1924年)を顕彰する会が神埼市の脊振公民館で開かれた。昨年発足した「脊振を愛する会」(真島久光会長)が、氏の功績を伝え残そうと初めて企画した。

 徳川権七は孫の代に利益を生み出そうと大規模な植林事業を推進した。会では、真島会長が関係資料をまとめ、スライドを使って功績を説明した。脊振村の発展を夢見た徳川権七は「大学をつくって電車をひく」とビジョンを打ち出して村民を励ました。植林した木材を売った収入で村の予算の6割がまかなわれ、1959(昭和34)年には議会が住民税廃止を決議。1年間だけだったが日本初の無税の村が誕生したという。

 この日は松本茂幸市長や地元住民など約30人が集まった。真島会長は「今回資料をまとめることができた。集落ごとに話したりもしながら、みんなで語り継いでいければ」と語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加