豪快なティーショットを放つ島本武司さん(昨年10月の全国大会から)

60代になった今も一般の部への挑戦を続けている青木英樹さん(昨年10月の全国大会から)

 昨年10月の全国都道府県対抗アマチュアゴルフ選手権大会で23年ぶりに6位入賞した佐賀県チーム。上位躍進に貢献し、今大会でも代表入りを目指すトップ選手2人を紹介する。

 

■連覇より試合を楽しむ

島本武司さん(武雄市)

 プレーオフまでもつれた昨年の一般の部。得意のアプローチで栄冠をつかんだのは武雄市の島本武司さん(51)だ。これまで見送ってきた全国都道府県対抗選手権にも初参加。「いい経験になった。次は若い人に頑張ってほしい」と奮起を促す。

 武雄市で家族と飲食店を営んでいる。ゴルフは学生時代に3年間習ったが、仕事を始めると同時に競技から離れた。仕事が落ち着き、30代半ばに武雄ゴルフ倶楽部のメンバーに。プレーを再開した。

 転機は数年前。息子が店を手伝ってくれるようになり、時間に余裕ができたため、週に3度コースを回るなど熱心に練習を重ねた。決勝大会が所属ゴルフ場で開かれたことが追い風となり、一昨年は2位に躍進。昨年、初の頂点に立った。

 「あんなに楽しめる試合は初めてだった」。初の全国舞台はトップ選手と競い合うことでより楽しさが増したという。

 「連覇は考えていない。自分のペースで楽しめたらいい」と、大会を心待ちにしている。

■若い人とも対等に勝負

青木英樹さん(唐津市)

 第1回大会から出場し、50歳以上の部で3回の優勝を誇る唐津市の青木英樹さん(66)。4年前に参加年齢を問わない一般の部ができてからは「70歳までは勝負したい」と、60歳以上の部でなく一般の部への挑戦を続けている。

 ゴルフを始めたのは38歳のとき。義父に勧められたのがきっかけだった。日曜は義父らと4人でゴルフをする日になり、クラブ一式、シャツからグローブまでそろえてもらった。

 最初は数ある趣味の一つにすぎなかったが、県アマ選手権の前身となる大会で予選突破を果たすと、競技にのめり込んだ。義父がゴルフクラブの会員を退き、40代半ばで会員に。一気に出場する大会が増え、競技色も強くなった。負けず嫌いの性格もあって練習を重ね、所属クラブの選手権では13回の優勝を飾っている。

 若い人と年齢を気にせず対等に戦うことができ、いろいろな人と出会えた。「ゴルフを教えてくれた義父には感謝の気持ちでいっぱい」。そんな気持ちを胸にクラブを握る。

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